【実体験】祖母の死をきっかけに社畜卒業へ。後悔しない人生とセミリタイアの始め方

日々の気づき・子育て戦略

「…1年後、自分は生きてるんだろうか?」

先日、82歳の祖母がガンで亡くなりました。診断から、わずか1年。あっという間でした。
大好きだった祖母の死を目の当たりにして、ふと浮かんだのがこの問いです。当たり前だけど、普段は考えない「自分の死」。それが急に、リアルなものとして僕に突き刺さりました。

今回は、ごく普通のサラリーマンである僕が、祖母の死をきっかけに人生と働き方を見つめ直し、「後悔しない生き方」を選び取るまでに考えたことを記します。

お悩みくん
お悩みくん
  • 今の働き方、このままでいいのかな・・・
  • 本当はやりたいことがあるけど、一歩踏み出せない・・・
3児の父
3児の父

そんな風に感じているあなたの、何かを変えるきっかけになれば嬉しいです。

末期ガンだった祖母のお見舞いに行ったある日のこと。医者からは「あと1ヶ月もたないかもしれない」と告げられていました。

祖母の意識は朦朧としていてまともに話ができない状態。でも別れ際に、か細いけど、でもはっきりとした声で僕にこう言ったんです。

「体を大切にしなさいよ」

祖母が、最期にどうしても伝えたかったであろう、力強いメッセージ。その一言が、僕の心を大きく揺さぶりました。「元気に生きて祖母を安心させたい」

と同時に、「自分に残された時間は、あとどれくらいなんだろう?」という問いが、頭から離れなくなりました。

「このままでいいのか?」

帰り道、ずっと考えていました。

「人はいつか必ず死ぬ。じゃあ、自分はどう生きたいんだ?」

これまでの人生を振り返ると、安定や世間体を気にして、「挑戦したい」という気持ちに蓋をしてきた自分がいました。

▼ 以前の僕(典型的な社畜マインド)

  • 会社で認められること = 成功
  • スキルは評価されてこそ意味がある
  • 努力は出世のためにするもの
  • 休日に自己啓発しないと、なぜか不安

まさに「会社のための人生」でした。でも、祖母の死を前にして、はっきりと気づいたんです。

挑戦せずに安定だけを選んだ人生より、挑戦してたとえ失敗したとしても、そっちの人生の方が絶対に後悔は少ない、と。

自分に嘘をつく生き方は、死ぬ前に自分にバレる

僕たちサラリーマンは、つい自分に言い訳をしてしまいます。

  • 「この仕事は社会の役に立っている(はず)」
  • 「自分の能力を高めてから挑戦すべきだ」
  • 「いまはまだ準備期間だから」

でも、それって本音にフタをして、現状維持に安心しようとしているだけじゃないか? 都合よく自分を納得させているだけじゃないか?

きっと、死ぬ間際になって気づくと思うのです。「ああ、本当はもっとやりたいことがあったのに、自分に嘘をついて生きてしまったな」と。

僕はいま35歳。祖母と同じくらいまで生きられたとしても、あと50年弱。

冷静に考えれば、100年後には僕のことを覚えている人なんて、ほとんどいないでしょう。名前も、顔も、記憶からも消えていきます。

なのに、なんでこんなに小さなことで悩んでるんだろう? どうして、本当はやりたくない仕事にしがみついてるんだろう?

祖母の死は、そんな僕の人生の“根っこ”にある問いを、容赦なく突きつけてきました。

会社員から“自分の人生”の経営者へ – 価値観の変化と具体的な行動

祖母の死をきっかけに、僕は「会社のための努力」を手放すことを決意しました。これからは、

「自分と家族の幸せ」のために努力をする

すごくシンプルで当たり前のことような気がしますが、これができている人は私の経験上少ないと感じます。

そして、会社に使われるのではなく、自分の目的のために会社を使いたおす。

捨てた価値観、残した(利用する)価値観

  • 【捨てたもの】
    • 「会社での評価 = 人生の成功」という幻想
    • 「会社のために身を粉にして働く」という自己犠牲
    • 「休日もスキルアップしないと」という強迫観念

  • 【残したもの(利用するもの)】
    • 将来、エネルギー分野のコンサルとなる傍ら、自分の考えを発信し、セミリタイヤしたいという夢
    • そのために経験が積める部署への異動希望を出す(戦略的会社利用!)
    • 会社で得られるスキルや経験は、自分の未来のために最大限活用する

同じ会社にいても、意識を変えれば「自分の人生のために」働くことはできる。言い換えれば、

会社を使い倒す

ということです。ようやく、そのことに気づけました。

とはいえ、長年の会社員根性はそう簡単には抜けません。気づくと無意識に会社のメールをチェックしたり、評価を気にしたり…。

そんな僕の背中を押してくれたのが、ある移住者の方の言葉でした。(私は田舎移住に興味があり、一時期たくさんの移住者に会って会ってました。結局、色々と考え止めましたが。。)

「仕事を辞めてから移住するんじゃない。辞めて、“行ってから考えろ”。」

衝撃でした。でも同時に、ものすごくワクワクしたのを覚えています。「今の場所に、今の考えにしがみついている限り、新しい世界なんて見えないんだ」と。

僕が実際に始めたことリスト

この「行ってから考えろ」精神で、僕が実際に動き出したことです。

  • 副業の開始
    • ブログ運営(←イマココ!)
    • 動画編集(少しだけかじった)
    • せどり(アニメグッズを仕入れて盛大に売れ残り、虚しさを学んだ…これも経験!)

  • FIREコミュニティへの参加
    • サイドFIREやミニマルライフを実践している人たちとの交流
    • 「自分にとっての自由とは何か?」を深く考えるきっかけに

こうした小さな行動と出会いが、僕の「本当に生きたい人生」の輪郭を少しずつハッキリさせてくれました。

会社員として働いていると、「社会の役に立たないと」「価値ある存在でなければ」というプレッシャーを感じがちです。

でも、最近このようにも思います。

僕も、あなたも、スティーブ・ジョブズでも、大谷翔平でもない。

多くの人は、50年、100年経てばこの世から完全にいなくなる。だから、そんなに大それたことを成し遂げようとしなくてもいいんじゃないか、と。

特別な人間じゃないからこそ、「自分が生きたいように生きる」ことが、何よりも大切なんだと思います。

Mr.Children「未完」が教えてくれた真理

そんなことを考えていた時、大好きなMr.Childrenの「未完」という曲の歌詞が、僕の心に突き刺さりました。

「いいさ そのうち いつか骨になっちまう」

まさにこれだ、と。どんなに悩んでも、迷っても、成功しても、失敗しても、結局、僕たちはいつか骨になる。人生には終わりがある。

  • だからこそ、自分の人生を、自分が納得できるように生きたい。
  • 大切なのは「身近な人を大切にできるか」

社会的に大きなことを成し遂げなくても、せめて自分の周りにいる大切な人たち(家族、友人など)に優しくできる、笑顔にできる。そんな生き方ができれば、それで十分に価値があるんじゃないでしょうか。

僕にとっては、それが「後悔しない生き方」の一つです。

そして、僕が「後悔しない生き方」として選んだのが「セミリタイア」という道です。安定した(と思い込んでいた)サラリーマン生活を手放し、自分の人生の舵を自分で握る挑戦と思ってます。

目指すは、家族との時間と自己実現の両立

よく「家族を大事にするなら、挑戦なんてできない」と言われたりしますが、僕はそうは思いません。

むしろ、親が自分の人生にワクワクしながら挑戦している姿を見せることこそが、子どもにとって最高の教育になるんじゃないかと信じています。

▼ 僕がセミリタイアで実現したいこと

  • 海外(または地方)に家族で暮らす
  • フリーランスとして専門分野(エネルギー関連)で働く
  • ブログやYouTubeで、かつての自分と同じように悩む人の力になる

もちろん不安はあります。でも、それ以上に**「自分の人生を生きている」という実感とワクワクが大きい。これは、僕にとっての人生の冒険です。

“死”を忘れずに生きるための、僕なりの習慣

人は忙しい日常の中で、自分がいつか死ぬことを簡単に忘れてしまいます。だから僕は、意識的に「死」を意識し、「生」を実感するための習慣を取り入れることにしました。

  • 自分の人生の目的・目標を紙に書き出し、部屋に貼る
    • (例:「家族と笑顔で過ごす時間を最優先にする」「〇〇のスキルで独立する」「ブログで月〇〇円稼ぐ」など具体的に)

  • 週に1度、ファミリーミーティングで人生を俯瞰して見つめ直す時間を作る
    • (目標の進捗確認、価値観の変化、やりたいことリストの更新など)

こうして、常に**「死(限りある時間)」を意識しながら、「今どう生きるか」を問い続ける。この感覚を大切にしていきたいと思っています。

祖母が、その命をもって僕に教えてくれた、たった一つのシンプルなこと。

「体を大切にして、後悔のない人生を生きなさい」

僕はこの教えを胸に、これからの人生を選択していきます。会社に縛られる人生ではなく、自分の価値観で、自分の足で歩む人生を。

3~4年以内にサイドFIREを実現し、「家族との時間」と「自分のやりたいこと」を最優先する人生へ。これは僕にとってのゴールではなく、新しい人生のスタートラインです。

ここまで読んでくれてありがとうございます。

最後に、あなた自身に問いかけてみてください。

  • あなたが死ぬとき、「この人生でよかった」と心から言える準備はできていますか?
  • 今、あなたが時間とエネルギーを注いでいることは、本当にあなたがやりたいことですか?
  • そして何より、自分に嘘をついていませんか?

僕たちの人生は、思ったよりもずっと短い。 そして、どうせそのうち、骨になっちまう。

だったら、今この瞬間から、もっと欲張りに、もっと正直に、自分の人生を生きていきましょう。

この記事が、あなたの「目覚めの一歩」を踏み出す、何かのきっかけになれば、これ以上嬉しいことはありません。

一緒に、自分の人生を取り戻しに行きましょう。

自分の人生の目的を考えたい方は、以下の記事を参考にしてみてください。

では、また!

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